弦で音色は変わるの!? <1.定番編>

弦の種類はたくさんあります🌟

楽器の持つ本来の音質がベースになりますが、弦の特性を活かしてより華やかな音、より温かみのある音…等、種類によって音色が変わります。
ご自身の楽器に合う弦やお好みの音色を探したり、曲調に合わせて弦を変えるなど楽しめる幅が広がりそうですね!
今回は人気の定番弦をご紹介します。

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恵比寿ガーデンプレイス内に店舗もあるので安心です。
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■フルサイズ(4/4楽器)用 =====

  • I love Strings.さんのページより ⌘弦各種→ヴァイオリン→弦をチョイス
  • 定番はドミナントGDA線+E線はゴールドブロカット
  • ドミナントの種類はMittel (中くらい)が一般的。お好みでStark(太め)、Weich (柔らかめ)も選択可能です。
  • ※E線の太さは0.26か0.27を選択。0.26は柔らかく澄んだ音色、0.27は力強い音色が特徴です。
  • ※E線のアジャスターが、ボールエンドかループエンドのどちらのタイプか確認しましょう。
人気のドミナント弦
左側:元祖ゴールドブロカット
右側:プレミアムシリーズは数種類あります。艶っぽい音色、パワフル系…等お好みで選べます。

⚠️E線ボールエンドとループエンドの違いについて

E線は調弦の微調整でアジャスタという金具を付けるのが一般的です。そのアジャスタのタイプに合わせてE線を購入する必要があります。

ボールエンド→ E線のアジャスタはボールを挟むタイプです。
ループエンド→ ゴールドのアジャスタの先端部分がフックタイプです。ボールエンドの弦は付けられないので…
ループエンドタイプのアジャスタには、このように先端が輪っかになっているループエンドの弦を張ります。

■分数楽器用 =====

  • I love Strings.さんのページより ⌘弦各種→ヴァイオリン分数弦→弦をチョイス
  • 定番はGDA線はドミナント+E線はゴールドブロカット
    (4弦セットでもOKですけどね!あまり差がないよ…という)
  • 楽器のサイズはヴァイオリン内のラベルに書かれています。(1/16,1/10,1/8,1/4,1/2,3/4)
  • ※E線の太さは0.26でよいと思います。しっかり弦を抑え込めるお子様は強めの0.27でもOK
  • ※E線のアジャスターに入れる先は他の弦と同じ形状だと思われますので、ボールエンドです。

■1/10以下の楽器 =====

  • E線ゴールドブロカットはないようなので、同じ種類の弦で揃えて頂いて大丈夫です。
  • ドミナントがなければ、ヴィジョンでもOKです。

余談ですが…
分数楽器の弦にもエヴァ ピラッツィ、オブリガートがありますね!!👀 一言で表わすとエヴァ ピラッツィは華やか、オブリガートは柔らかい音が出ます。
なかなかの贅沢ですね✨☺️ 昔はドミナントかピラストロ位しかなかった記憶…

■張り替える時に気をつけること

  • ヴァイオリン本体の中の魂柱が倒れないように一本ずつ替えましょう。
  • 弦を巻くペグが固くならないよう、ペグソープを軽く付けてから弦を巻くことをオススメします。
  • 駒が指板側に傾いて倒れないよう、顎当て側に少し戻しつつ、サイドからも確認しましょう。

慣れるまで心配な方は、レッスン日の直前に張り替えて、講師に確認してもらいましょう!

■弦を替えるベスト時期は?

発表会など演奏する機会がある時には音のコンディションも整えておきたいですよね。
ドミナントのようなナイロン弦は馴染みが早いので、10日〜2週間前に替えると調弦も安定し、音の表面のキンキン鳴る音?(耳につく音)も取れて綺麗に響く状態になります。

ちなみに音色にこだわりたい方向けのガット弦は、音程が安定するまでに数週間かかります。替えたばかりの時は1曲持たずに音程がずれている事も… とても柔らかく温かな音色は本当に魅力的ですけどね!

■予備弦を持っておくと安心です

弦は表面のアルミや銀がはがれてきたり、酸化して黒ずんできたり、乾燥や冷え過ぎてケースを開けたら切れていた!と劣化していきます。
本来は3〜6ヶ月毎に変えた方が音が響くので音程も取りやすく理想的ですが、上記のような事が起こらなければ年に1回目安の交換で良いと思います。ご自身で弦替えができる(もしくはレッスン時などに張り替えてもらえる)方は、ワンセット揃えておくと急な事態に備えられますね。

■そもそも音の違いってどうしたらわかるの…⁉︎

音出しの時などよーくご自身の音を聞きながら弾くと音が磨かれて分かるようになりますよ✨
楽器本来の持つ音の傾向も掴みつつ、弦に少し助けてもらったりしながら音色に深みが出ると良いですね!
楽しみながらスキルアップしていきましょう!😊

他にも人気のある弦や保湿に欠かせないダンピットのご紹介も追々ご紹介していく予定です♪

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